総合
(小学校)
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お宝ハンターズ~まちに眠るヒミツをさがせ!~ 
地域調査 
フィールドワーク 
協力活動 
探究学習、地域資源、コミュニケーション 
AI
更新:
37日前
作成:
1ヶ月前

目的

この活動の目的は、児童が住んでいる地域に目を向け、その地域特有の資源や魅力に気づくことで、地域に対する愛着と責任感を育むことです。また、地域の歴史や自然、文化を調査し、自ら発見した知識を仲間と共有し合うことで、コミュニケーション能力や協力する力を高めます。児童たちは小さな探検家となり、グループで行動する中で調査スキルを身につけ、問いかける力や情報を分析する能力を養います。

流れ

1. 導入:ストーリーの提示

教師は、児童たちにかつてこの町に伝わるお宝伝説の話をします。「昔、この町には多くの人々に愛された場所や物がありました。みんなでそれを探し出す『お宝ハンターズ』になりましょう!」という問いかけで、児童の興味を引き出します。お宝とは具体的な物だけでなく、町に存在する価値ある資源や知恵であることを伝えます。

2. チーム編成と役割分担

児童は3〜4人の小グループに分かれます。それぞれのチームでリーダー、記録係、インタビュアー、撮影担当などの役割を話し合って決めます。役割を決める際には、お互いの強みや興味を活かすように促します。例:「私、インタビューが得意だからインタビュアーになりたい!」

3. 地域資源の調査計画立案

各チームは地域資源としてどんなものが考えられるかを話し合い、調査の対象を決定します。教師は「町の中で、何か面白いことをしている人や場所、歴史ある建物、特別な植物などはありますか?」と問いかけ、児童の視点を広げます。児童の例:「図書館の隣に不思議な形の木があるよ!」

4. フィールドワークの実施

グループごとに役割に応じた調査活動を行います。例えば、インタビュアーは地域の人々から話を聞き、撮影担当はスマートフォンで写真を撮影します。教師は事前に児童と一緒に調査のための質問リストを作成し、「どのように相手に質問をすれば答えやすいかな?」と、効果的な質問の仕方を指導します。

5. 調査結果の発表と共有

活動の最後に、各チームは調査で得られた情報をクラスで共有します。発表方法は自由で、ポスターを作成したりスライドショーを使ったりしても構いません。発表後、教師は児童たちに「新しい発見はありましたか?誰かの発表で興味を持ったことがあったら教えてください」と問いかけます。

6. 振り返りと次回の予定

授業の最後に振り返りの時間を設けます。児童はノートに「今回の探検で僕たちのチームが見つけたこと」「次にもっと調査してみたいこと」を記入します。そして次回の活動で調べたいことや行くべき場所についてグループで話し合い、次回の計画を立てます。教師はこれをサポートし、モチベーションを維持することを心がけます。

指導上の留意点

この活動では、児童の発想力を大切にしながらも、情報取り集めや分析の精度を高めるための指導が求められます。児童の興味を引くようなストーリーや導入を準備し、何を調べるべきか、どのように調べるべきかについてサポートを提供します。現地でのフィールドワークでは、児童が安心して活動できるように安全確認と通学路の再確認を行います。また、地域の人々と接触する際のマナーについても事前に指導をします。児童が全員平等に役割を担い、協力して活動できるよう、教師はグループの様子を観察し、必要に応じて介入を行います。全体を通して児童が主体的に考え、意欲的に活動できるよう、教師自身も理想的なファシリテーターとして振る舞うことが求められます。

準備するもの

  • 地域地図(児童一人一枚)
  • ワークシート(役割分担表・調査計画)
  • 筆記用具(メモ帳、ボールペン、鉛筆)
  • スマートフォンやタブレット(写真やビデオを撮るため)
  • 質問リスト(インタビュー用)
  • ポスター作成用の紙とマーカー
  • スライドショーを作成するためのパソコン(可能な場合)
  • 安全確認のための緊急連絡先一覧
出典(参考文献)
なし
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