この授業の目的は、中学2年生が英語の未来形である will と be going to の二つの形式を理解し、適切な状況で使用できるようになることです。生徒たちが自分の近未来や将来について考え、その内容を他者に伝える能力を育てます。また、この授業を通じて、将来に対する関心を高め、英語を使った自己表現の楽しさを体感してもらうことを目指します。

教師は、未来について考えるきっかけを提供します。「みんなは将来何をしたいですか？未来の自分を想像してみてください。」と問いかけ、生徒に自由に考えを巡らせる時間を与えます。

次に、黒板を使って will と be going to の構文を紹介します。それぞれの文法の使い方を説明し、例文を見せます。たとえば、"I will visit my grandma next week." や "I am going to study harder this year." などです。

生徒たちを小グループに分け、各グループで将来の計画や夢について話し合ってもらいます。最初に「5年後の自分について話し合おう」のテーマを与え、英語で会話を始めるよう指示します。

例として、以下のようなペアの会話例を示します。 - A: "What will you do in five years?" - B: "I will travel to Europe with my family. How about you?" - A: "I am going to attend university to study engineering."

次に、生徒一人ひとりに、自分の未来予想図を描く時間を与えます。具体的にどのようなことを「する予定」なのか、または「するつもり」でいるのかを will と be going to を使って文にします。教室の後ろに掲示するための大きな紙を配り、カラフルな色鉛筆やマーカーを使って、自由に未来の自分の姿を描かせます。

記述例として以下を示します。 - "I will become a doctor and help people in need." - "I am going to start my own business and make lots of friends."

自分の未来予想図が完成したら、生徒同士でペアを組み、お互いの予想図を見せ合いフィードバックを行います。話し方や文法の正しさについて互いにコメントし合う時間を設けましょう。大会では、相手の良かった点を二つ、改善点を一つ見つけて伝えるよう指導します。教師は巡回してフィードバックやアドバイスを行います。

最後に、授業の振り返りを行います。教室全体で、今回の活動を通じて学んだこと、難しかったこと、楽しかったことについて短い日記をノートに記述させます。たとえば、「今日の活動で will と be going to の違いがわかりました。」や「友達と未来の話をするのが楽しかったです。」などの例を提示し、自分の言葉で振り返ることを促します。

生徒が will と be going to の使い分けが困難に感じることがあるため、例文を多用し、具体的に使い分ける場面のモデルを示すと良いでしょう。また、ペアワークやグループディスカッションを通じて、互いの意見を聞きあいながら理解を深められるように工夫します。生徒が落ち着いて自分の考えを英語で表現できるよう、言語活動の役割を明確にすると共に、日本語での理解も時折確認してください。画用紙を使った活動では、絵を描くことで表現の幅が広がり、生徒自身の動機付けが向上します。手を動かすこと自体が楽しいと感じられるように授業を進めることが重要です。